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山の日レポート

山の日レポート

山の日 FUKUI 2025 記念式典

第9回「山の日」全国大会FUKUI2025 記念式典 リレーセレモニー

2025.08.23

全国山の日協議会

「山の日帽」引き継ぎ

2025年8月11日(祝) 第9回「山の日」全国大会FUKUI2025 記念式典
リレーセレモニー

登壇者
杉本達治 福井県知事、西行茂 福井市長、石山志保 大野市長、水上実喜夫 勝山市長
江崎禎英 岐阜県知事、田中明 高山市長
司会 増谷寧々 FBCアナウンサー

(司会)
福井県知事へ「山の日帽」が引き継がれます。
スクリーンをご覧ください。
この帽子は第1回大会より開催地ごとの記念バッジをつけてリレーされてまいりました。
第9回の記念バッジはこちらでございます。
福井県の伝統工芸、越前漆器で作られています。
それでは、「山の日帽」の引き継ぎをお願いします。

山の日帽

福井のバッチ

「山の日帽」の引継ぎ

左から杉本達治 福井県知事、江崎禎英 岐阜県知事

リレーセレモニーにおける江崎禎英知事ご挨拶

皆様、こんにちは。ただいまご紹介いただきました、次期開催県であります岐阜県の知事を務めております江崎禎英でございます。

江崎禎英 岐阜県知事

【第9回「山の日」全国大会FUKUI2025の開催によせて】

まずは、第9回「山の日」全国大会FUKUI2025が、かくも盛大に、そして素晴らしく開催されましたこと、心よりお慶びを申し上げます。これもひとえに、杉本知事をはじめ福井県民の皆様、そして開催にご尽力された多くの皆様のお力添えの賜物と、深く敬意を表する次第でございます。

登壇者

【福井県との深いつながり】

先ほど、福井県の新しい歌の中に山の素晴らしさを歌う歌詞がございましたが、岐阜県にも県民の歌があり、その1番に「岐阜は木の国 山の国」という一節がございます。
本日、会場であります大野市へ向かう道中の景色は、まるで岐阜県にいるかと錯覚するほどそっくりで、お隣の県としての親近感を改めて感じました。正直なところ、福井県から海を除けば、そこは岐阜県なのではないかと思うほどです。

【山と森林の恵み、そして現代の課題】

さて、山は、人類がその生活を営む上で必要な全てのものを供給してくれた、まさに母なる存在です。人類は元々山から生まれ、平地へと暮らしの場を広げてまいりました。かつて陸地のほとんどを占めていた森林は、今や世界で3割ほどにまで減少し、その減少は今も続いています。
この日本は、国土の67%を森林が占める、大切な山々を抱く国であります。そして、わが岐阜県は、その81%が森林という、まさに「山の国」です。この豊かな森林を守り育てていくことは、私たちの重要な役割であると認識しております。
山は、私たちに恵みを与えてくれるだけでなく、自然の脅威から暮らしを守るという重要な役割も担っています。近年、気候変動による災害が頻発しておりますが、森林率日本一の高知県では、毎年のように台風に見舞われながらも、大規模な山崩れはあまり聞きません。これは、先人たちが長年にわたり山を手入れし、維持してきたからこそ、災害に強い土地が育まれたのだと思います。
しかし今、多くの地域で森林は「植えすぎ」「切らなさすぎ」という課題に直面しています。木材として利用すべき時期を迎えても、担い手不足などから山に入ることができず、せっかくの資源を活かしきれていないのが現状です。

【第10回岐阜県大会に向けて】

そのような思いから、記念すべき第10回となります岐阜県大会では、「山に感謝する思いを、行動に移す」ことを一つのテーマとしたいと考えております。
次回の大会は、世界中の人々が訪れる飛騨高山で開催いたします。この地から、世界に向けて、日本の山の素晴らしさ、その大切さ、そして私たちが未来へ果たすべき役割を発信できる大会にしたいと存じます。
福井県様の素晴らしい取り組みを参考にさせていただき、そのバトンをしっかりと受け継いでいけるよう、岐阜県を代表して全力で準備を進めていくことをお誓い申し上げ、挨拶とさせていただきます。
本日は誠におめでとうございました。



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