山の日レポート
通信員レポート
知床・羅臼岳から硫黄山への縦走
2024.09.14
9月7~8日、羅臼岳から硫黄山を縦走しました。
札幌から約400㎞、時間にして6時間30分。6日の夜は道の駅ウトロにて車中泊です。
道の駅はキャンピングカーなどで混雑しており、多くの人の憧れの地であることを実感しました。
羅臼岳から臨む景色は、唯一無二でした。
北方領土を間近に見て、深い深い山の緑色と、重厚感のある北の海の青色の対比がとても印象的でした。北方領土、こんなに近いのか!返還と世界平和を願ってやみません。
羅臼岳の登山道においしい水場が2つありますが、縦走路には沼しかありません。
テントと水5Lを背負って歩く道はまさに北海道の登山といったところです。
二ツ沼にテントを張って一晩過ごしました。フードロッカーを使用しヒグマとの距離を保ちます。今回の山行では、獣臭も糞も全くありませんでした。
圧巻の星空。
翌日は暴風、これまでとは違う砂地歩きがあります。
快晴予報でしたが、ガスがかかり景色は少し残念なものとなりました。
硫黄山登山道は長くて歩きくい道。
大きな岩と獣道のような登山道のため、歩けど歩けど、船は遠く、海は低く。
今回のテント泊は、私たちともう一つのグループの計5名2グループに、第一火口キャン指定地にお一人。羅臼平の方は不明です。
もっと人が入っていると思ったのですが、時間的余裕がないと計画できない山行ですね。
道内在住でも気が遠くなるほどの場所ですが、登れば虜になることは間違いありません。
麓も含めた特別な場所を追い求めていらした方々との共鳴を感じ、歩いた山行でした。
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