山の日レポート
山の日 TOKYO 2024
山形県 おススメの山
2024.09.02
第6回「山の日」全国大会in山形の記念登山を開催した「蔵王」。
「蔵王」は、山形・宮城両県にまたがる連峰の総称で、最高峰は標高1841mの熊野岳です。
熊野岳からは御釜や県内の名峰が見渡せるほか、高山植物の女王「コマクサ」も見ることができます。山麓の蔵王温泉や冬季の樹氷など、たくさんの見どころを有する蔵王は一大観光エリアです。
やまがた山 蔵王(地蔵岳・熊野岳)
月山は山形県のほぼ中央に位置しています。出羽三山の中でも最も標高の高い月山は、羽黒山、湯殿山とともに古来より信仰の対象となってきました。県のほぼ中央にあるため、晴れた日には鳥海山や朝日連峰、蔵王など抜群の眺望を楽しめます。
羽黒コース(鶴岡市)は8合目まで車で行くことができるほか、姥沢コース(西川町)はリフトを使うことができるため、日帰り登山が可能です。
やまがた山 月山
山形県と秋田県の県境に位置する鳥海山は、山形県内の最高峰です。 その美しい山容は「出羽富士」とも呼ばれています。また200種類を超える高山植物の宝庫であるほか、クマタカやイヌワシが繁殖する貴重な生態系が残されている地域でもあります。
やまがた山 鳥海山
大朝日岳は、山形・新潟両県の県境にある朝日連峰の主峰です。朝日連峰の縦走登山の起点・終点ともなる、まさに朝日連峰の「盟主」という存在です。
朝日連峰は山岳本来の姿が残っていることから、登山者には尾根末端の登山口から山頂まで、自らの足で登るという基本的な登山スタイルが求められます。小朝日岳から大朝日岳の稜線には、初夏に淡いピンク色の見事なヒメサユリロードが登山者を迎えてくれます。
やまがた山 大朝日岳
西吾妻山は、山形・福島両県の県境である吾妻連峰の西側に位置する、吾妻連峰の最高峰です。
稜線上には、高層湿原が点在し、初夏から盛夏にかけてキンコウカやワタスゲ、イワイチョウなどの湿生植物が咲き誇ります。
冬には樹氷を見ることもでき、山スキーやスノーシュートレッキングに訪れる方もたくさんいます。
また、山麓や山中には、白布温泉、滑川温泉、大平温泉、小野川温泉、湯ノ沢温泉などの名湯・秘湯があり、登山前の前泊や下山後の入浴、秘湯巡りなど温泉もお楽しみください。
やまがた山 西吾妻山
飯豊山は山形・新潟・福島県の県境に位置しており、古くからの信仰登山の面影を残した山です。登山口からは急な登りが長く続きますが、尾根に出ると、そこはまさに天上の楽園。深い谷と夏でも豊富な残雪、そして稜線上に広がる美しいお花畑や紅葉を見ながら、飯豊の峰々を歩く経験は、きっと忘れらない思い出として心に刻まれるでしょう。
やまがや山 飯豊山
やまがたの山登りがもっと楽しくなる!『山形県山岳ポータルサイト「やまがた山」』では、やまがた百名山の登山コース、登山イベント等の情報を掲載しています。ぜひご覧ください。
2024年8月 山形県環境エネルギー部みどり自然課
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山の日アンバサダーや団体賛助会員さまに、おススメの「東京の山」や「身近な山」をお聞きしました。
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