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山の日レポート

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通信員レポート

第3回科学委員会が開催されました

2024.08.30

全国山の日協議会

報告:科学委員会 副委員長 鹿野勝彦

第3回科学委員会が、8月26日12名の出席を得てリモート形式で、開催されました。
最初に梶理事長から、東京で開催された第8回全国大会について、また懸案だった法人の公益化が実現したこと、6月に改選された評議員会・理事会の新体制等につき、報告がありました。

第9回「山の日」全国大会 福井県でのプレイベント開催について

ついで議事に入り、まず2025年度の全国大会開催地である福井県での、協議会の主催によるプレイベントについての意見交換が行われました。この企画はこれまでの8月10・11日の「山の日」全国大会イベントとは別に、協議会が内容的には補完するようなテーマで、主体的にイベントを実施しようというものです。
安成委員長が顧問を務める地球環境研のスタッフが、かねてから大野市で水を巡る研究のフィールドとしています。来年の「山の日」全国大会では大野市が主会場として予定されていることもあり、今後10月ごろまでに協議会が地球環境研の協力のもと、福井県、大野市等と協議し、2025年5月ごろをめどに計画することとなりました。

情報発信の国際化、若い世代への啓発活動の重要性について

ついで協議会の活動や情報発信の国際化について、渡辺委員、津田委員から、2002年の国連国際山岳年以降の「国際山の日」の制定や、国際山岳年以降この活動を主管してきた国連食糧農業機構(FAO)による組織、活動状況についての情報提供があり、これにもとづいて意見交換が行われました。
日本では「国際山の日」についての認知度は低く、またFAOとの連携の取り組みもあまり行われてきませんでした。公益法人化が認められたことも契機に,協議会としてFAOのMountain Partnershipに参加し、日本での「山の日」の活動についての英語での情報発信を行うことなどについて、積極的に取り組むことが確認されました。またこの方針のもと、特に若い世代への啓発活動の重要性についての指摘がありました。

幅広い問題提起

最期に自由な意見交換が行われ、各委員からそれぞれの専門的な知見から、とりわけ日本では山の問題を考えるうえで海との連関も視野に入れることの重要性、山地に住む、また近い過去に住んでいた人々の、山に関する意識や思いをどのようにとらえるかが重要な課題であること、など幅広い問題提起がありました。
次回の科学委員会は、福井でのプレイベントについての進展具合も見定めて、今年内にも行われる予定です。

2023年5月第一回委員会の写真

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