山の日レポート
通信員レポート
秋田登山同好会 記念登山 乗鞍岳ツアーレポート
2024.08.21
秋田登山同好会の山の日を記念する登山ツアー、13回目の今夏は長野県と岐阜県の県境に跨がる乗鞍岳(標高3026㍍)に挑戦。標高では国内で19番目に高い山なのです。
7/19(金) ツアー参加者43名は、登山口の畳平(たたみだいら)駐車場でバスを降りて、入念な準備運動を行う。
この畳平駐車場の標高がすでに2702㍍で、ここにあるバス乗り場は、「標高日本一のバス停」で有名なのです。
この畳平の駐車場からは乗鞍岳山頂(剣が峰)は、見えないが、遠くに宇宙線研究所の白いドームが見えます。
平日で時間も早かったせいか観光バスが100台も駐車出来る広い「畳平駐車場」ですが、まだ車両も少なく、ゆっくりと歩き始めます。
この辺は雷鳥の代表的な生息地。登山中に雷鳥の可愛い姿を見かけることもしばしばあります。この石碑(右の写真)の後ろがお花畑になっており、雷鳥の生息地になっています。登山した日は、晴れていたので、残念ながら雷鳥さんとは出会えず。
登り初めて約1時間、ここは背後に大雪渓が広がる絶景ポイントで休憩。登るにつれ、少し雲が広がってきました。雨よ降らないでと誰もが天を仰ぎながら祈る。
登りはじめから、約2時間半で全員が山頂(剣が峰)に到着。残念ながらガスって眺望はゼロ。それでもお互いにここまでの健闘を讃え合う。
下山は上ってきた道を引き返しますが、雲が晴れ、ぐるりの絶景が姿を現す。思わず歓声が上がります。
中間地点の「肩の小屋」前でも撮影。上空の雲も晴れ、乗鞍岳山頂もくっきりと見渡せる。もう少し早く、せめて山頂にいるときに、晴れてほしかった。
ここは、登山口に広がるお花畑。一周40分の周回コースで、木道も整備され、歩きやすい。そして、ここがお花畑の最奥部、後ろの岩陰は雷鳥の営巣地となっており、この時期、子育てをする雷鳥親子の姿を目にすることもあるとのこと。
今回の登山ツアーは一行43名で、最年少64歳、最高齢82歳と熟年世代の登山でしたが、全員が無事山頂に立つことが出来、山の素晴らしさを体感出来ました。参加者は、誰もが皆、山から元気をもらったようでした。 山ってサイコー。
永田 誠一
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