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山の日レポート

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通信員レポート

【沖縄レポート2】日本で一番早いお花見&どこまでも透明なブルー編

2024.02.07

全国山の日協議会

山形のあきこさんから沖縄のレポートです ※撮影:2023年1月

当初はクジラと2つだった目的のもう1つが「目が痛くなるくらいブルーに浸る」。

那覇から高速フェリーで40分弱の島。
夜散歩で通りかかって入った島のおじぃの店で、
宿泊先のオーナーとばったり遭遇して飲みながらの最初の質問。
「何でこの島選んでくれたんですか?」
→「あぁ~~~、すみません。何もなさそうだったから」
計画を立てる、地図を読む、時刻表を見てきちんと乗る等ということが一切苦手な私。
しかも超方向音痴で、乗り換えアプリやGoogle さんがついて来てくれるのにいつも迷いまくる。
おまけに自分で考えたスケジュールすら覚えられない…というトホホ具合で、
見るところややることがありすぎると行く前憂鬱に。
しかも超めんどくさがりで何なら国外も飛行機に乗ってから、
買って放置してた某歩き方の本を初めて開いたりするテキトー人間。
よって、今回は出来るだけ長い時間ブルーを見つめていられそう&
以前からいつか、と思っていた「集団自決の地」を目指して、
何十年かぶり二度目の運転原チャリで島を一周。

バイクの風は涼しいけれど、結構日焼けしながら昼過ぎまでブルーのはしご。
ひたすらぼぉーーー。
残り時間で自決の地がある東展望台へ向かおうと、ソバを食べながら港でもらった地図を見ていたら、
おぉ?
途中に日本一早い「ヒカンサクラ」の並木がある!
しかも1月からが開花期!
これは旅の目的3番に決定!

一番乗り!と思ったら、先客あり

ヒカンザクラは緋寒桜と書くそうで英語ではTaiwan cherry。
バイクを停めて一人花見しながら思い出したのは、
たまたま少し前に観た台湾映画「セデックバレ」。
日本統治時代に起きた台湾の先住民族と日本軍の悲しくつらい歴史。
その作品に出てきたのが色の濃い桜。
桜並木のすぐ先には、戦争で大切な命がたくさん失われた場所が。
同じ歴史を繰り返してはならないし、
つらいことだけれど日本人がやったことも私たちは知り、
学ばなければならないと改めて強く思う。
よ~~~~~く探さないと
通り過ぎてしまいそうなくらいの開花したての花が1、2個。

※映画「セデックバレ」アマプラで配信中。
長いけどつらいけど(めちゃくちゃつらい)一気に観れます。
http://www.u-picc.com/seediqbale/about.html
同時に「KANO 海の向こうの甲子園」もおススメ。

島の道路は制限速度マックス 30 キロ。
超トロトロと走っていても山の方は誰もいないので、サクラサクラ…と上を見ながら20分程行くと、
あったあった!
桜に関わる仕事していてよかった!

日当たりのいいところにぽつっと固い蕾

いたるところに「ハブ注意。むやみに草むら入らないように」ってあるから怯えながら撮影。
島のおじぃから「いるいる、いるけど今冬だから動かないよ」と笑い飛ばされた。

知り合った島の人たちに桜咲いてましたよ~~~と言ったら、まだ誰も気が付いていなかったよう。

次回はおじぃ編だよ、きっと笑

雲に隠れたけどいつまでも見ていられる

夜明け散歩

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