山の日レポート
通信員レポート「おきなわ」
ウミガメの産卵
2023.07.19
今年3月のこと、友人から海亀の死体が屋我のウパマに漂着していると連絡があった。甲羅が45センチのアオウミガメでそんなには臭くない。
海洋博公園に連絡したら1時間後に調査員が来てくれた。
死因など調べるために、カッターナイフで内臓を取り出し、胃袋の中など観察する。
胃袋には海藻がどっさり詰まっており、死ぬ直前までたべていたみたい。
まさか喉をつまらせた窒息死ではないよな。
調査が終えた亀は埋めると言うので、甲羅をもらうことにした。
調査員の手際のよいさばきで手足、頭、内蔵を取り出して埋め、甲羅を持ち帰った。臭さとギンバエが多数飛び交う中で、カッターナイフとピンセットで肉や筋を除去するが、根気負けした。後はハエのウジ虫に頼ろう。
仕上げはニスを数回縫って、固める。以前38センチの甲羅を仕上げた。今度は少し大きなものになる。
この浜辺で海亀の産卵を調べるために、2年間5月から9月まで週に1~2回歩いている。でも産卵は確認できない。死体の漂着は時々あるのになー。
週に一回の頻度で朝に自宅前の海岸を歩いている。
健康上もそうだが、粗大ゴミの不法投棄のチェックやウミガメが産卵してないか調べるためでもある。
8年ほど前に隣の済井出海岸でウミガメが孵化して海に入るのを観察した。区内放送で老若男女駆けつけ、感動したもんだ。それを再現させたいが、3年半海岸歩きしても、まだ産卵跡を確認できない。漂着した死体は10回ほど見ているが。
産卵している海岸ではアカマタが卵や稚カメを食べるときいている。
ウミガメとは関係ないが、昨夜ヤエヤマイシガメの飼育タンクの上に1メートルを越えるアカマタが横たわっていた。腹の下に棒をあてがい放り投げようとした。するりとかわされ、タンクの中に落ちてしまった。その時と朝探しても見当たらない。
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