山の日レポート
通信員レポート
トムラウシ山紅石灰撒き
2023.06.26
今年も恒例の「トムラウシ山登山道迷い道防止標示作業」を実施しました。
新得警察署3名
新得町1名
新得山岳会11名
計15名で、途中倒木処理等を行いながらコマドリ沢出合まで行き、誘導の矢印2箇所と☓印1箇所を雪渓上に紅石灰で標示してきました。
途中何度も獣臭が漂い、真新しい熊の足跡と糞を確認。その後先頭グループがコマドリ沢出合付近で雪渓を歩く熊を目撃したとの連絡が入りました。
新型コロナウイルスの規制が緩和され、国内は元より海外からも多くの登山者が訪れそうな今年の夏山シーズン。
無理のない登山計画と十分な装備でトムラウシ山を楽しんで欲しいと思います。
また、この時期は登山者が少ない為に熊が登山道付近に出没しているので鈴やホイッスルは勿論のこと熊撃退スプレーも携行されると良いでしょう。
北海道新得山岳会 樋口信司さんからの報告です。
このように皆さんで登山道整備をしてくれています。
新得山岳会プロフィール:
北海道のほぼ中央、日高山脈と大雪山系のお膝元に位置する新得町に拠点を置く新得山岳会は、十勝管内では最も会員数が多く、町内の日本百名山の一つトムラウシ山やスキー場やベアマウンテンで有名な佐幌岳、そして市街地から近いオダッシュ山などを中心に登山道や携帯トイレブースなどの整備や管理を行っています。
毎年6月には警察・町と合同でトムラウシ山の雪渓に道迷い防止の矢印を標示したり、年2回の一般登山者を対象にした登山会(佐幌岳・オダッシュ山)を開催するなどの活動も行っています。
毎月第2火曜日には月例会が開催され、活動報告や事業(山行)計画、技術研修会などが盛んに行われていて、月2回程度の山行は毎回異なる担当者がCLとして計画から開催までを取りまとめています。
冬はバックカントリースキーが盛んで、一年中意欲的に活動している山岳会です。
RELATED
関連記事など