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山の日レポート

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通信員レポート

山と自然に親しむ機会を増進するギア たとえば、グローブ

2023.06.08

全国山の日協議会

山と自然に親しむための心構えと工夫

本年5月8日の新型コロナウイルス感染症の5 類移行により行動の制限もなくなり、リフレッシュの目的でアウトドア志向の余暇を楽しむ方が増えています。
気兼ねなくとまでは行きませんが、山や自然に親しむ機会が醸成される社会の復活はありがたいことですね。

しかしながら先週は東海地方を中心に線状降水帯による降雨で鉄道の運休などの被害が発生しました。地震による津波や火災発生以外にも、河川の氾濫など地球温暖化によると見られる異常気象に起因する災害が多発しており、アウトドアスポーツには春夏秋冬、常に危険が伴います。

玄関を出たらアウトドア、私たちに危険を及ぼす外的要因に対して、常に、そして事前に対処する心構えと工夫が必要ですね。

手を守る

冒頭の画像は夏のハイキングを楽しむ人たちの写真です。
グローブというと防寒のためのギアと思われるかもしれません。でもこれからのグリーンシーズンでも、石や立木をしっかりと掴んだり、紫外線から手の甲を守ったり、ストックのグリップを長時間握ったりと、冬の防寒対策とは異なる用途で、グローブの重要性に気付かされる、言わば必須のギアなのです。

登山などのアウトドアスポーツに必須のグローブですが、ゆるいとフィット感に乏しく握力がうまく伝わらないこともありますし、逆に締めつけ感が強すぎても数時間も行動しながら着用するにはストレスの元になります。登山道のクサリ場やハシゴの通過やストックを使った歩行での手のひら側の耐久性、グリップ力、肌になじむ柔らかな触感、通気性、防風性、湿度への対応、腕時計の装着を妨げない構造のカフス、着脱のし易すさ、さらにはスマホのタッチスクリーンへの対応などにも気を配りたいですね。

当会の団体賛助会員になられたスワニーさんはスキー用のグローブのメーカーとして知られていますが、春から夏、初秋に掛けてのアウトドアスポーツに適したトレッキンググローブも展開しています。

山の日アンバサダー近藤謙司さんのグローブへのこだわり

スワニーのグローブのユーザーの近藤謙司からメッセージをいただきましたのでご紹介します。

「人間は直立歩行をすることで両手で様々な作業ができるようになりました。でも地球を歩く際には、動物のように4本の足を地に付けるのが最も安定します。
ですからトレイルウォークの時はストックを使って、前後左右のバランスと取ることで転倒をさけることができ、それはアウトドアでの安全に繋がります。
スワニーのグローブは日本で企画されているので、手の小さな女性のサイズにも対応しているなど、多くの方々に勧めしたいです。
さらにすばらしいのは、日本の気候を考えて作られているところです。
是非お試しください。」
(国際山岳ガイド 近藤謙司)

スワニーのグローブ

スワニーグローブは、スノーグローブ専門ブランドとして1987年にアメリカでスタートし、今年で36年。創業86年の老舗手袋専業メーカー(香川県東かがわ市)が、米国支社(Swany America.Corp)を設立して立ち上げたアメリカ発祥のブランドで、「Think Gloves. -手袋を極める- 」をコンセプトに、様々なアクティビティに最適なグローブを開発・製造しています。
日本では6年前から販売をスタート。GORETEX認定の自社工場で生産する高いクオリティ、アスリートと現場の意見を取り入れながら創る開発力、良質で耐久性のある柔らかな革を使い、日本人の手形と繊細な握りの感触を意識した設計で、海外ブランドにはない繊細なフィッティングが特徴。
2022年よりウィンターシーズンだけにとどまらずグリーンシーズンでも使える、快適で手を守ることのできるアクティビティに特化したグローブを提供しています。

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