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山の日レポート

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通信員レポート

里の修験道~南魚沼地方

2023.02.27

山の日通信員
日本山岳会 越後支部
吉田 理一

巻機山の里に生きる修験道

雪国の風物を紹介し江戸時代にベストセラーとなった「北越雪譜」、著者鈴木牧之の遺徳を偲んで毎年2月第3土曜日に「雪譜まつり」が牧之記念館前の広場で開催されている。

2023.2.18  南魚沼市塩沢地区 鈴木牧之記念館前

ほら貝を鳴らしながら市中を行脚

数年前より行者が若返り、世代交代が進んでいるようである。

塩沢商工会館前

提灯に「巻機山」の文字が見える

鈴木牧之記念館

PDF:護摩


護摩に点火

空に向かって弓矢を放つ

何かのおまじないの儀式と思われる。
数年前は実際に弓矢を放ったが、今年は弓を放つしぐさのみで安全のためと思われるが矢は見学者に手渡しで授けられた。

慶応義塾大学 宮家準研究室による研究論文

今も市民生活に溶け込んでいる修験道を研究している「宮家研究室」が
研究成果を発表している。

昭和56年  名著出版刊

修験道~いくつかの宗派がある

本山修験宗~天台宗の流れをくむ修験道の一派。
総本山は京都市左京区の「聖護院」

北越雪譜のドイツ語版

ドイツ人女性ローゼレッサ(京都大学 高橋健治夫人 )は40年かけて北越雪譜をドイツ語に翻訳した。
翻訳が完成してからドイツで出版するのにさらに10年かかった。

ローゼレッサはその後英訳版も完成させた。英語版は日本で出版したため新潟県立図書館・新潟大学図書館にも蔵書があるがドイツ語版はドイツ(スイスとの研究もある)で出版されたため日本国内には僅かな冊数しかないと思われる。

鈴木牧之記念館にも蔵書があるが、2023.2.18には展示されていなかった

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