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山の日レポート

山の日レポート

通信員レポート

雪の中での暮らし1

2023.01.24

全国山の日協議会

新しい年が始まりました

石谷で迎える8年目の元旦は、この雪国では珍しく青空がのぞく穏やかなものでした。キリリと澄んだ空気の中、真白な尾神岳と兜巾山が静かに村を見下ろしています。
身支度を済ませて、家族と集落内にある2カ所のお宮に、お餅とお灯明をもってお参りに出かけます。お参りと言っても、年末に降り積もった雪の中を一歩一歩進むさまは、まるでちょっとした雪山登山のようです。

おっと、滑った!

杉木立の参道

村のはずれにひっそりと佇む祠の前には、先にお参りに来た村人の供えていったお餅が置いてあります。前に来た人のお餅と引き換えに我が家のお餅を供え、家内安全や五穀豊穣を願い、手を合わせます。

祠も雪の中!

お参りが済んで家に戻る途中、雪折れしてしまった杉の木に登って一遊び。それから、除雪車が押してできた雪山で、雪滑り。雪まみれになって家に戻ってきました。

雪の中の村

家の一階部分は半分以上が雪に埋もれていますが、家の中は薪ストーブのおかげでポカポカ暖かです。揺らぐ炎を見つめながら、木々が夏の間にため込んだ太陽のぬくもりに感謝します。我が家はお風呂も冬の間は薪で沸かします。灯油で入れるお風呂と違って、体の芯から温まるので不思議なものです。

裏の稲架場から雪に埋もれる我が家

暖房とオーブン料理も楽しめる優れもの

農繁期に比べ、なんとなくゆったりした気持ちになれる冬。雪の中の冬の暮らしについて、何回かご紹介できればと思っています。

鴫谷玉実さんのレポート 第4回目

新潟県上越市の石谷集落に移住し家族と共に農業を営んで8年目になる鴫谷玉実さんからのレポートです。
昨年夏から連載がスタートし4回目になります。
第1回は、初夏の笹仕事 2022.07.07
第2回は、夏野菜三昧 2022.08.09
第3回は、山の稲刈り 2022.10.18

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