山の日レポート
通信員レポート
飯盛山(めしもりやま)
2021.12.23
日本山岳会山梨支部 北原孝浩様からのレポートです。
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飯盛山(12月16日)標高1643m
「シャトレーゼリゾート八ケ岳」(長野県川上村)のゴルフ場隣接地から歩き始め、二ホンジカ侵入防止のための柵や変形ゲートを経て、やがて登山道に入る。
この道、ガイドブックには無く、地形図にも無いあまり知られていないコースで飯盛山に。
積雪の道を暫く進むと、横尾山から飯盛山に続く尾根に交差する。
展望良くパッと富士山が目に飛び込む。
富士山の手前の至近距離には茅ケ岳・金ケ岳、曲岳、黒富士、少し遠方に金峰山とそれに続く奥秩父の峰々が。
さらに目を南西方角に向ければ、富士山に次ぐ高峰、冠雪した北岳が陽に当たって光り輝いている。こんな光景を、見ながら稜線を進む。
大嫌いな丸太の階段や何ケ所かの岩稜や凍った雪道を経て飯盛山に。
この冬は今のところ降雪が少なく気温も例年ほどに冷え込まず、期待していた霧氷は観ることができなかった。
飯盛山からは白銀に輝く八ケ岳が谷を隔てた先に巨大な塊となって迫り、日頃見慣れた景色ではあるがあらためてその凛とした佇まいに感動した。
今回、『大盛山』を初めて見た。以前(2020年2月)に来た時には無かった。
飯盛山から直線距離で150mほど離れたほぼ平坦なコブと思しき所に「大盛山1650」と書かれた黒っぽい大きな標柱が立っていた。
さしずめ飯盛山は「普通盛り」、それなら中盛りや小盛りの山があるかもしれぬと付近を見わたしたが見当たらなかった。
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