山の日からのお知らせ
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木地屋民俗資料館特別展のご案内
2021.08.17
新潟県糸魚川市大所の「木地屋民俗資料館」で「白馬登山黎明期と木地屋集落」として特別展が9月26日まで(土日祝日のみ)行われているとの案内が、同資料館の小椋裕樹さんからありました。
「木地屋集落」については、「蓮華温泉」に行かれる方、あるいは温泉をベースに白馬岳や朝日岳に登る皆さんは、大糸線平岩駅もしくは国道148号線を離れ、8km程進んだところ(標高700m)にある静かな山村を目にしているかと思います。山スキーのシーズンには、蓮華温泉から滑り降りた際にタクシーの待ち合わせ場所としてお世話になっているのではないでしょうか。
この木地屋集落は江戸時代の末期に飛騨地方から移住した木地屋【木地師:ろくろ(轆轤)を回して椀や盆などの木工品を製作する職人のこと。】が定住してできた集落で、かつては9戸の家が木地を挽き、漆を塗ってお椀を作っていたそうです。
一方、この集落は白馬山麓の最北に位置していたことからある時期、白馬登山越後口としての役割を担っていたようです。
この特別展では、忘れ去られようとしている「木地屋の歴史」に光を当て、近代大衆登山の黎明期に白馬岳を目指した人々の姿と、越後ルートの整備、普及に熱い思いを注いだ人々がいたことを伝えています。
特別展の詳細については、次のURLからアクセスしてください。
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