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山の日レポート

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通信員レポート

人と馬と里山のつながり「ニゴと草カッパの会」

2024.11.11

全国山の日協議会

西に御嶽山を望む長野県開田高原。
この地で行われている木曽馬の飼育と採草地保全の活動をご紹介します。

ニゴと草カッパの会

ニゴとは・・・?
 採草地を刈り取り、乾燥させるために積み上げた刈草のことを「ニゴ」といいます。
雪が降るまで外に置くので、雨が入り込まないような工夫がされています。

草カッパとは・・・?
 木曽馬の飼育に使われる採草地のことです。

「ニゴと草カッパの会」は、昔ながらの馬文化の継承と採草地の保全を目的に、木曽馬保存会の協力を得て木曽町開田高原の採草地(草カッパ)で活動をはじめました。

乾草の山が「ニゴ」

PDF:長野県環境保全研究所 広報誌「みどりのこえ」より


開田高原 ~木曽馬と採草地の自然~

開田高原での営みをイラストでご紹介します。

長野県環境保全研究所 広報誌「みどりのこえ」より

PDF:開田高原~木曽馬と採草地の自然 イラスト編


長野県環境保全研究所 広報誌「みどりのこえ」より

PDF:開田高原~木曽馬と採草地の自然 解説編


「草を刈って馬を飼う」木曽馬と共に

近代になって車が普及すると、多くの農家は馬ではなく牛を飼い始めました。
それでも身近な野草で飼育する木曽馬文化は今日まで続いています。

かつて木曽の暮らしと共にあった馬は、今では30頭ほどが開田高原で飼育されており
観光・学習・セレピーパートナーとしても親しまれています。

木曽馬の飼育

生物多様性へのつながり

「干草をつくると花が咲く?!」
草カッパでは春に野焼きが行われ、野焼きの後にはワラビなどの山菜が取れ、秋にはキキョウなどの花が咲きます。
このような伝統的な管理が、生物多様性にも関連していることがわかってきたそうです。

草カッパに咲くキキョウの花

YouTube 動画もぜひご覧ください

ニゴと草カッパの会「信州木曽 開田高原 花野で草を刈る 木曽馬との暮らし」

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