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アンバサダー

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山と歌

2021.08.04

山の日アンバサダー
作詩家
吉井省一

山と歌は切っても切れない関係にあります。

最近は演歌で勝負!岡千秋さん作曲、石原詢子さん歌唱の「ひとり酔いたくて」が好評です

童謡の世界

たとえば、皆さんもよく知っていらっしゃる童謡の世界。「ふるさと」の詩は子供時代によく遊んだ身近な山を思い出させてくれます。さすがに令和の今となっては、うさぎと山で戯れた経験を持つ方は極少数でありましょうが…。
他にも、「どんぐりころころ」では山が大好き過ぎてだだをこねるどんぐりが登場しますし、「背くらべ」では山を身長測定させてしまいます。「お山の杉の子」では立派に立身出世する杉の一代記が展開されたり、「かなりや」では鳥が捨てられそうになってちょっとドキドキさせます。「七つの子」ではからすが鳴く秘密が山にあることが明かされますし、「金太郎」では天才少年の相撲の稽古場に、「うさぎとかめ」ではマラソン競技の会場にもなるのです。

演歌や歌謡曲の世界

演歌や歌謡曲の世界でも、カラオケで大人気の名曲「天城越え」などは、女性のメラメラ燃える情念の炎と伊豆の山々との対比が絶妙。「北国の春」「与作」「帰ってこいよ」などのように山が郷愁を誘う歌だけでなく、峠や山並みなどを人生にたとえて励ます歌などがたくさんあります。

山はふるさと

こうしてみると、歌の中にも目に見えない「山の恩恵」があることに気づきます。毎年、山の日記念全国大会で地元の合唱団の方々に歌っていただいている「山はふるさと」を書かせていただいた私は、本当に幸せ者です。これからも「山」の美しさ、厳しさ、やさしさが皆さんの心の中にいつまでも生き続ける歌を書いていくことで、少しでも恩返しできたらと思っています。

2021年8月3日
「山の恩恵」についてメッセージをいただきました

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