山の日レポート
通信員レポート
2021年度『朝日小屋』小屋開け作業支援
2021.07.07
通信員黒岩さまからのレポートです。
富山県朝日岳にある朝日小屋は、北アルプス最北の営業小屋として、また名物「おかみ」?が管理する小屋として有名な山小屋ですが、昨年「コロナ禍」により休業しました。
今季は収容定員を例年の半分「50名」にして営業するとのことで、6月15日より10日程「小屋開け作業」に携わる機会を得ましたので、紹介したいと思います。
最新の情報については、H/P「北アルプス朝日小屋(https://www.asahigoya.net/latest/)」で確認していただくとして、雪の世界から目覚め、営業するまでの諸作業の一端とこの時期の景色、山野草をご案内させて戴きます。
この写真は、6月16日の朝日小屋(於:朝日平)と朝日岳です。残雪は少なめとのこと。
6月16日 入山。花を眺め、雪壁を登り、一路「朝日平」へ。
途中、強い雨と雷鳴に歓迎?されましたが、13時過ぎ、無事「朝日小屋」到着。
入山翌日、白馬・雪倉岳が歓迎してくれました。沢山の雪形が見え、白馬には「踊り子」、雪倉には「イルカ」「痩犬:プードル?」が見えるとのこと。
2階非常桟橋の設置作業。
食堂・厨房では、清掃、消毒。また保管していた食器類の準備が進みます。
6月19日 ヘリコプターによる荷揚げ開始です。
食料・飲料そして燃料を含む雑貨等16回の輸送でした。
コロナ対策の準備もしました。アクリル板、そして体温計測・消毒装置。
小屋周辺をテリトリーにする「雷鳥のつがい」です。
オスは夏毛、小屋の砂地に降りて、「砂浴び」をしました。
朝日小屋のスローガン!
白馬山荘、蓮華温泉そして北又小屋どこから歩いても永い行程です。
余裕のある計画を。
荷揚げも一段落、好天の中「朝日岳アタック」です。
昨年「犬ケ岳~サワガニ山」の間で登山路崩落の為通行止めになっていましたが、復旧しました。
6月中旬ですが、朝日岳周辺は花盛り!
7月からの夏山シーズンには、見事な花畑の出現が予見されます。
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