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山の日を知ろう

山の日を知ろう

皇太子殿下(現天皇陛下)のおことば

2021.06.01

全国山の日協議会

2016年の第1回「山の日」記念全国大会の際、頂戴したおことば

昨年はコロナ禍のため、「山の日」記念全国大会は開催されませんでしたが、今年は8月11日に大分県で開催されます。振り返ると5年前に第1回「山の日」記念全国大会が開催され、皇太子殿下(現天皇陛下)と皇太子妃殿下(現皇后陛下)並びに愛子内親王殿下がご臨席され、おことばを賜りました。
国民の皆様に、山の日の意義を感じて頂きたいと思い、山の日マガジン2018より、皇太子殿下のおことばをあらためて載せさせて頂く事としました。

【山の日マガジン2018より転載】
第1回「 山の日 」記念全国大会に 、皇太子同妃両殿下並びに愛子内親王殿下がご臨席になり 、皇太子殿下よりおことばを賜りました 。

第1回「 山の日 」記念全国大会記念式典に皆さんと共に出席できることを大変うれしく思います。
「 山の日 」は 、「 山に親しむ機会を得て 、山の恩恵に感謝する 」ことを趣旨に 、平成26年に国民の祝日として制定されました 。制定に尽力された多くの皆さんに心から敬意を表します 。
また 、記 念すべき第1回の全国大会が 、山岳観光地として名高いここ長野県松本市上高地で開催されることは「 山の日 」の制定 趣旨を表現するにふさわしく 、大変意義深 いことと思います 。

私も昭和42年に両親と共にこの地を訪れ 、穂高 連峰の雄大な景色に魅了され 、そこから流れ出る梓川の清流に心を癒されたとが 、懐かしく思い出されます 。

わが国は国土の約七割を山地が占めており 、私たち日 本人は 、古くから山に畏敬の念を抱き 、森林の恵みに感謝し 、自然と共に生きてきました 。
また 、長野県では登山学習という素晴らしい取り組みが脈々と受け継がれており 、この大会のロゴマークも地元の子どもたちが制作に関わったと聞きました 。次代を担う子どもたちに山の素晴らしさや厳しさ 、山の恩恵への感謝の気持ちなどをしっかり引き継いでいくことが大切であり、「 山の日 」が 、明るく豊かな「 山の未来 」を創造する第1歩となることを願っています 。
私自身 、山に登り始めて50年ほどになりますが 、山に登るたびに新しい発見や新たに学ぶことがあり 、山の魅力は尽きることがありません 。

このように、「山の日 」が誕生したことを機に 、ここ上高地から山の恩恵を広く国 内外に発信し 、多くの人が山に親しみ 、山の恩恵に感謝するとともに 、美しく豊かな自然を守り 、次の世代に引き継いでいくことを心より願い 、挨拶といたします。

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