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山の日からのお知らせ

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EVENT

「里山連絡会議」講演・研修会開催のお知らせ

2024.07.24

全国山の日協議会

里山連絡会議:令和6年9月7日 三重県名張市で開催

長い間里山保全活動に従事している里山連絡会議が、「里山保全・再生活動の普及啓発と里山資源の地域活用による地域復興」をテーマに、講演会を開催します。

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 「我が家の里山はどうなってしまっているんやろう。もう随分行っていないが、そこまで行く里道も歩けないような状態だろう。昔 遊んだ豊かな自然環境を子や孫に引き継ぎたいと思っているんやが、何とかならへんかなあ 」 と感じてらっしゃる方々の思いを何とかしたいと私たちは考えています。

 名張市は丘陵の地である。海抜100mから300mくらいの地形があり、50年位前まで近くの里山で、風呂焚きや炊事の燃料である薪を取ってきて利用してきました。ところが、石炭や石油という便利な化石燃料が生活に利用されるようになって誰も里山を利用しなくなり、身近な自然である里山は利用価値がなくなり、団地造成の場所と変容してきたのです。
 しかし、まだまだ残された自然は豊富にありますが、その一つ一つの山は所有者があり、手の入らない里山の現状を辛く寂しいと感じておられる人も多くいます。何とかして、この里山をかつてのような里山に戻すことはできないのでしょうか。
 人々と自然の関わりに詳しい鬼頭秀一先生をお招きして、詳しいお話を聞くとともに、全国で里山保全に頑張っている人たちの報告を聞いて、少しでも身近な自然を取り戻すことができればとこのような勉強会を開催いたします。多くの皆様にぜひ、ご参加いただければ、幸いです。

第1部 講演

テーマ「 新しい時代の里山保全は、地域一体型でしか取り組めない」
東京大学名誉教授 鬼頭 秀一
1951年 生 日本の環境倫理学者。星槎大学副学長。東京大学名誉教授
愛知県名古屋市出身。環境倫理学及び環境にかかわる科学技術社会論が専門。生物多様性保全や自然再生のあり方と、地域社会との関係、持続可能な社会の構築についての理念に関する研究があり、白神山地など数多くの「現場」を歩きつつ、ローカルでかつ普遍的な「環境倫理」を「現場」から構築してきた。理論的には「社会的リンク論」を提唱。「よそ者」論でも有名であり、環境運動において「よそ者」が果たしている役割について論じている

第2部 各地からの報告

畝崎 辰登 広島県:里山に抱かれた生活の場の創造
市川 貴大 栃木県:地域の里山の保全を協働で達成していく
伊井野雄二 三重県:持続可能性を高める自前のエネルギー作り
鶴見 武道 愛媛県:針葉樹皆伐跡の広葉樹林化-20年の歩みと現在の到達点-
松田 直子 京都府:林業女子会の流れと京都で孤軍奮闘の事業は
梶  正彦 神奈川:一般財団法人全国山の日協議会の取り組み
進行 コメンテーター:鬼頭 秀一

里山の風景。三倉岳(標高702m、大竹市)。 写真提供:畝崎辰登さん

主催 特定非営利活動法人 赤目の里山を育てる会

◇日 時:令和6年9月7日(土曜日) 午後2時から
◇場 所:名張市情報交流センターナバリエ
◇参加費:無料申し込み不要です。連絡先 0595-64-0051 office@akame-satoyama.org
◇後 援:名張市教育委員会

特定非営利活動法人赤目の里山を育てる会HPより

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