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応援メッセージ
山思うゆえに我あり
2021.07.29
NHKのラジオ番組《山カフェ》を始めて3年半がたった石丸謙二郎です。この番組をオファーされた時、毎週どんなテーマができるだろうかと、試しにテーマを書きだしてみた。気象に始まり、道具や山小屋、ルートや体の仕組みだの、どんどん書いてゆく。すると、10分間で80以上のテーマを書き連ねられたのである。そのままほおっておけばいくつまで書いただろうか。私だけでなく、おそらく山が好きな人ならば、誰でもいくつでも語れるだろうと思う。
さほど、山は奥が深い。山に一度も登ったことがないという方でも山を語るのが好きだ。そして自分の山を持っていたりする。想い出の山であったり、おらが裏山であったり、生きていく日々に山が関わっている。それは、山が常にどこかに見えている日本に住まう特権かもしれない。
確かに日本には、ヒマラヤはない。セブンサミッツもない。しかし、四季それぞれに様々な在りようの魅力をこれほど楽しませてくれる国もないだろう。山をおもうたびに、日本に生まれて良かったと思う私である。山の日が制定された年に、書初めをしたためた。
「山思うゆえに我あり」
2021年7月26日
「山の恩恵」についてメッセージをいただきました
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