猪熊隆之
TakayukiInokuma

山岳天気予報士

  essay  

1970年生まれ。全国18山域59山の山頂の天気予報 https://i.yamatenki.co.jp/ を運営する国内唯一の山岳気象専門会社ヤマテンの代表取締役。中央大学山岳部監督。国立登山研修所専門調査委員及び講師。茅野縄文ふるさと大使。カシオ「プロトレック」開発アドバイザー。
チョムカンリ(チベット)、エベレスト西稜、剣岳北方稜線冬季全山縦走などの登攀歴がある。
著書に山の天気にだまされるな(山と渓谷社)、山岳気象予報士で恩返し(三五館)、山岳気象大全(山と溪谷社)。
共著に山の天気リスクマネジメント(山と渓谷社)、安全登山の基礎知識(スキージャーナル)、登山の科学(洋泉社)

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山の日アンバサダーエッセイ

猪熊隆之

コロナ時代の山登り ~空を見上げよう~
新型コロナウィルス感染症の広がりにより、地元の山に目を向けるようになりました。そこで改めて感じたのは、私は霧ヶ峰の自然が大好きだということ。鮮やかな緑色の草原。そしてどこまでも広がる青い空、ぽっかりと浮かぶ雲。まさに“地上の楽園”そんな言葉がぴったりと当てはまります。
今、“空の百名山プロジェクト”を行っています。山で見る空は、宇宙を感じさせるような濃い青色です。そして朝焼けや夕焼けの美しさは、とても言葉では言い表せません。移り変わる空の色を見ていると、心がスカっとして小さな悩みなど吹き飛んでしまいます。また、雲の演出は、山の風景になくてはならないもの。ときには眼下に雲海が広がり、ときには踊っているかのように、山の周囲を駆け巡る・・・。雲は見えない空気の気持ちを語ってくれています。雲の動きから空気の気持ちが読めたら楽しいです!また、雲や風の変化が、天候の急変を事前に教えてくれます。安全登山にも役立つのです。これからは、山で空を見上げてみましょう!きっと、これまでとは違う世界が広がっているはずです。
空の百名山 http://sora100.net/