縄文時代から、ここ山梨に住む人々は、山を生かし、山に生かされ、山と共に生きてきました。
四方を富士山や、南アルプス、八ヶ岳、奥秩父山塊と雄大な山々に囲まれたのが山梨県。
そして、県土の8割を森林が占め、そこから湧きだす名水の数々があります。
人々は稲作に向かない厳しい生活環境の中で、時に山々を信仰の対象にし、森林に手を入れ、その資産を守り活かし、名水の恵みを享受してきました。
こうした歴史文化地理的背景から「山の日」の制定にあたり、私たち山梨県では、制定前から率先して、働きかけ、情報発信に努めてまいりました。
ここでは、やまなしで過ごす「山の日」のコンセプト「山に親しむ」「山に学ぶ」「山と生きる」の3つを基に山の魅力を紹介していきます。
「山は楽しい。山は美しい。」という認識から、誰もが山が育む環境に触れ合うことができる体験につながるコンテンツ。
「山に生かされている。山が人を育てる。」という意識で、森林の公益的機能、山村の歴史文化、貴重な自然環境生態系、地球規模の環境問題等について学び、考えるコンテンツ。
「山から愛される生き方」を指針に、自然との共生、住民参加の森林づくり、山村地域の活性化、流域社会の連携等が図られるよう、意識行動の変革を目指すコンテンツ。